Seize the day!!

ゆるーく気ままなCambodian life🍽

強力で最強なジャイアン先生

今年もタクマウ中学校で運動会開催のために体育の授業開始。

運動会を開催する上で重要なのは”統率のとれる教員”と”責任感のある生徒会のメンバー”。

この両者の協力は必要不可欠!

 

今年度の私の体育を補佐してくれる教員は去年と同じ怠けがちなナマケモノ先生。

でもそんなナマケモノ先生の他に、たまに授業や生徒会を手伝ってくれるガタイが良くて見た目がかなり強面の先生がいる。私は心の中で彼のことを "ジャイアン先生" と呼んでいる。熱血教師で、いかつい見た目からは想像がつかないほど凄く親切で優しい人。今日はその人について紹介。

 

初めて会った時に

”私のクメール語へたくそでごめんね”って謝ると、

”僕は聞くことが好き。僕は理解することが好き。だから凄く楽しい”

って満面の笑みで答えてくれたジャイアン先生。

 

子どもたちの前で話すとき、私の説明が下手で上手に話せなかった時の事。

子どもたちは私の話を理解できず終始ポカーンとした顔。すると隣にいたジャイアン先生が、すかさず

”君たちが日本に1人で1年間住んでみたら日本語をこんなに話せると思うか?話せないだろ?ってことはリリーは凄くクメール語が上手ってことだ!な?すごいだろ?”と。

その場の空気がガラッと変わって凄く和やかな雰囲気になった。

 

彼は、生徒から信頼されている。そして私が伝えたいことを1伝えると10理解してくれる。へたくそな文章で話しても途中で嫌な顔をせずにこにこしながら聞いてくれる。

約束を破らない。時間を守ってくれる。

この国では教員も平気でうそをつく(ピンピンしてるのに腹痛と言いはり授業放棄して家に帰る、肩が凝ったから授業はしない等)。時間を守らない。遅刻しても当たり前。そして一番嫌なのは、自分の機嫌が悪いと生徒にあたる先生。平気で子どもの頭をたたいたり腕を引っ張ったり大声で怒鳴る。木の棒で机を思い切り叩く。私にはニコニコして優しい先生も、生徒に対してひどく当たる先生。そんな先生が沢山いる。

そんな教員を沢山見てきて悲しい気持ちになることが多かった。

でもジャイアン先生は本当に生徒たちが大好きで、生徒も彼を慕っている。その関係が凄く素敵で、カンボジアとか日本とか関係なしに単純に教育者としてとても魅力的な先生だと思った。

 

そんな彼がサポートしてくれながらの生徒会のメンバーと運動会の開催。去年みたく、頼りないナマケモノ先生との二人三脚ではないからなんだか凄く心強い。

今年は去年の課題を踏まえて上手くいくように頑張るぞー!!

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