悲しい現実。
全ての学校ではないけれど。
私の巡回指導先の小学校で日常的に見受けられることついて。
カンボジア国内の小学校全部とは言い切れないけれど少なくとも私の巡回先の小学校では
”体罰” が珍しいものではない。
担任の教員は木の細長い棒をクラスに一つ常備していて、騒がしい生徒や教員の指示を無視する生徒のお尻や背中を叩く。 朝礼や集会時に列を乱す生徒や騒がしい生徒がいれば腕や耳を思い切り引っ張る教員もいる。
子どもたちの中には教員に叩かれてもヘラヘラと笑っている生徒もいるけど、中には痛そうにしていたり悔しがる生徒もいる。
体罰を行う教員は男性だけでなく女性の姿も多い。どの先生も普段は優しく私にも親切にしてくれてニコニコ笑っているような人ばかり。
暴力で子どもたちをねじ伏せる指導って、なんだかすごく悲しい。
もちろん日本の教育現場では、懲戒としての”体罰”は禁止されている。(日本も以前は日常的にそれらが学校現場で行われていたのだけれど)
日本とカンボジアの生徒指導の大きな違い。
いいところが沢山のこの国だけど、やっぱりまだまだ改善しなければならない課題は多い。
最後は最近子どもが撮ってくれた休み時間の写真。
いつも授業をまじめに聞いてくれるエンジェルちゃんたちと、いつもおちゃらけてくるムードメーカーくん。