ゴミと教育
途上国の大きな問題のひとつ。それがごみ問題。
そして私がカンボジアに住んで約5か月。大好きな国と人々なのに、どうしても理解できないのが
”カンボジア人のゴミに対する意識の低さ”。
街中には沢山のゴミが散乱。
それにしても量がすごいなー。
ポイ捨てが当たり前すぎるこの国。これがこの国の現状です。ラオスなどのアジア近隣国もこの問題は非常に深刻らしい。
例えば食べかけの弁当を、そのまま中身が入ったままドサっと道に落としていく。
例えば飲みかけの大きなシェイクジュースを信号待ちの時に歩道にポンと投げていく。
まるでソファーにクッションを投げるみたいにポンって。
見ていて笑いが出る程ナチュラルな行動。
でも彼らが悪いんじゃなくて、ちゃんとした教育が行き届かず”ゴミを捨てること=よくない”って認識がないから仕方がないことなのかもしれない。
教育がいかに大切か思い知らされる日々です。
【ゴミ問題】ちゃんと解決すればもっと素敵な国になれるはずだけどなー。
*もちろん町の異臭には慣れません!
~カンボジアの教育に関する補足~
今から約40年前のポルポト時代(カンボジアを一人の独裁者が仕切っていた時代)、有識者によって自身の立場が危ぶまれるのを不安視したポルポトは、医者や教員・専門家・技術者、ありとあらゆる”知識人”を大量に大虐殺した。知識人のみならずその時代に生まれた乳児も次から次に虐殺。
そしてその時代、カンボジアから”知識”を持った人間と多くの乳児がいなくなってしまった過去がある。
だから現在もその名残で40代50代などの一定の年齢層の人間がこの国には極端に少ない。
知識を持った人間がみんな殺され、次に生きる者たちを教育するものがいなくなったからこの国の教育は遅れたと言われている。
私にクメール語を教えてくれた先生も”あの虐殺がなければ、この国はもっと発展し、教育も行き届いていたはずだ。こんなはずじゃなかった”といっていた。
補足といいつつ長くなったけど・・・
”教育”って難しいな~~。