洗礼
2月3月は本当に忙しい。特に今月はピーク。
それもそのはず。4月に予定していた運動会が急遽今週開催に!!!!
まあ日程や時間の変更が頻繁に起こるカンボジアだから多めに見積もって、運動会開催は1週間ぐらい前後するだろうと思っていたけどまさかの1か月前倒し。
しかも知らされたのがなんと開催1週間前。
問題が山積みで今週は厳しい。道具すらそろってないから無理だと上司に掛け合っても”もう決まったことだから仕方がない”の一点張り。
教育委員会の幹部はどうしても今週末カンダール州で行われる大きなお祭りに合わせて運動会を開催したい模様。完全に大人の勝手な都合。
よって急遽与えられた3日間(計たったの6時間弱)で準備も練習もすべて終わらせろと。もはや怒りを通り越し、そのいい加減さに唖然、、、。
そもそも運動会を”開くこと”がメインではなく、運動会を通して学校の生徒会が活性化することが最大の目的。子どもたちが主体になって動くからこそ意味があるのに大人が全てやってしまったらそれはただの”楽しくてわいわいするだけ”のイベントになってしまう。当初の目的からどんどん離れていく気が・・・。なんて次から次に疑問や不満が。
でもどんなに上司に状況を話しても、結局予定は覆せず。ただただ悔しい。
でもそんな状況下でも嬉しいこともある。
学校の職員室もどきで先生たちとおしゃべりをした後に外のベンチでひと休み。すると先ほどまでみんなと一緒に中で話していた1人のおじいちゃん先生が私のもとへ。
”さっきみんなで話してた時リリーはずっと笑ってたけど本当は楽しくなかったんじゃない?”
と。本当は疲れもあるし先生たちの会話が早すぎて途中から話についていけずずっと愛想笑いをしていたことにこの先生は気づいていたみたい。でも私はすかさず
”そんなことないよ楽しいよ”と即答。
でも先生は
"なんだかすごく泣きそうな顔をして笑ってるよ"
"何か困ったことがあるなら何でも言いなさい"
"言葉ができなくても教科書を指さしたり、ジェスチャーを使ってゆっくり話せば大丈夫"
"心配しなくて大丈夫、無理しなくて大丈夫”
何度も私に”いま困ってることはないか?”って励ましてくれるおじいちゃん先生。人の何気ない優しさに触れて心が温か〜〜くなる。ありがたいなー。
ってことで今週末運動会を控えているにもかかわらず、明日の祝日は他部署の上司(よく登場する上司S)たちと山登りに行ってきます!!
そして今できる最大限の力を使って週末の運動会がより良いものになりますように。