リエッリエイ(嬉しい)
タクマウ中学校、運動会1週間前にして問題が山積み。今年はうまくいく!なんて思ったりもしたけどやっぱりここはカンボジア。
びっくりするくらいスムーズに事が運ばずアクシデントばかり起こる。
だから最近は頭を抱えてしまうことが多いし授業へ行く足取りも重い。
そんな中この前オフィスに顔を出した時のこと。
私が所属している青少年課の中で1番歳が近い女性の同僚が来月日本に行くらしい。そこで仕事の合間に日本語を教えてほしいと頼まれた。
彼女は気が強い。今までからかわれたり嫌味を言われること多く、彼女に苦手意識を持っていた私。
1年半できるだけ関わらないようにしてたのに、、このタイミングで関わるとは!という気持ちをそっと胸にしまいスキマ時間に簡単な日本語を教えることに。
そんなこんなで必然的に前より会話をすることが多くなった。日本語を教える中で日本について話したり、世間話をしたり。時には帰宅時間も忘れて2人でおしゃべりをしていて、オフィスに私たちだけ取り残されることもあった。
そんな彼女がこの前、カタコトな日本語で
"私あなたすき"
と言って照れ笑いしながら小さなテディベアをプレゼントしてくれた。
すごくすごく嬉しかった。
プレゼントをもらったことが嬉しいんじゃなくて、苦手意識を抱いていた相手とグッと距離が縮められたことが嬉しかった。
仲良くなった今でもやっぱり彼女は気が強い。思ったことはズバズバ言うし、感情がすぐ顔に出る。未だにからかわれる。でも彼女の色んな面を見て、しっかり関わって相手をちゃんと理解したいと思えた。
そのオフィスからの帰り道、いつもよる売店のおばちゃんがご飯を1袋おまけしてくれた。
この日は沢山嬉しいことがあった日だった。