先生って、、、
最近は思ってたより順調。
授業も軌道に乗り始めて、子どもたちの個性や性格もわかってきてすごく楽しい。
でも満足のいく授業になることはほとんどなく、帰り道のトゥクトゥクの中ではいつも
"あそこはもっとあぁするべきだったな"
とか
"今日は強く言いすぎたな〜"
なんて反省の方が多い。今日の授業は満足できた!なんて思える日は月に1回あるかないか。
最初はドの音もレの場所も分からない、鍵盤ハーモニカを始めて触る、そんな子どもたちが段々と音階を理解してきて
"難しいけど楽しい"
とか
"音を揃えるにはどうしたらいいの"
って言ってくれるのがすごく励みになる。
休み時間には出来る子が、ついていけない子に弾き方を教える、そんな光景を沢山見ることができる。
でも中には隣の子が音を間違うと馬鹿にして笑ったり、一生懸命練習してる友達の邪魔をしたりする子もいる。そんな子どもにはじめは優しく注意するけど何度言ってもわからない子には口うるさくがみがみ言ってしまう。
クラスの雰囲気が悪くなるってわかっててもドカンと雷を落としてしまう。
その度に"教育"の難しさを実感する。
みんなで使う鍵盤ハーモニカなのに、他のクラスの子に使わせたくなくて自分が使ってた鍵盤ハーモニカを隠す子まででてきた。(雑に置いてるように見えるけど、小学生なりに考えて見つからない場所に隠してるつもりらしい、、いつも次はどこに隠す?って相談しあってる)
それほど鍵盤ハーモニカに愛着が湧いてるのは嬉しいけどさすがにいかんと思い、張り紙を作って"みんなで使うものだから他の友達にも貸してあげよう"なんて説明すると
それ以降隠すこともなくきちんと整理整頓してくれるようになった。
ついでに使い終わった椅子も並べるようになった。
喧嘩し始めて泣きだしたり、男の子同士でふざけたり、
注意してしょぼくれたかと思えばケロっとしてたり、
とにかく授業は手を焼くことが多いし頭を抱えることだらけ。でもみんな素直で可愛くて本当に愛おしい。
帰り際に女の子たちがハグとほっぺにキスをしてくれる。最近はお返しまでせがんでくるようになって、私も照れながらほっぺに軽くキスをする。
そんな毎日を過ごしていると、この子たちが大人になるまで1人1人の成長を見届けてみたいなんて欲まででてきた。
"先生"って大変だけど楽しいな。
(課外授業の日本語教室にて)